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PS2初期の名作「ボクと魔王」

Melody from the box

こんにちは、ひよこPです。

PS2のゲームってたくさんありましたよね?その長い歴史の中でも初期に発売された意欲作「ボクと魔王」には思い入れがあります。

そこど今回はこのゲームの面白さや意欲的な部分について語っていきますね。

 

 

 

 

 

 

あらすじ

ボクと魔王

「分類表」によって全ての人間が「分類」される世界のとある王国のとある田舎の村に影が薄く地味で平凡な少年ルカがいた。村にサーカスがやってきた日に彼の妹がオバケに襲われ呪われてしまう。妹を救うために父親は怪しい壺を開けるが、中から出てきたのは大魔王の生まれ変わりと名乗る魔王スタンだった。妹を救う代償としてルカは影を乗っ取られてしまい、下僕になるよう命じられてしまう。

スタンは復活したてのためにルカの影としてしか行動できない、ルカはしぶしぶスタンの力を取り戻すために旅に出ることになる。王国には魔王の力を取り入れて魔王の名を語る偽魔王が7人いるという。彼らを倒して力を取り戻す少年と魔王の変な物語が始まった。

 

 

 

奇妙な世界観

ボクと魔王

このゲームの特徴はほのぼのとしたは平和な舞台の中でシュールなギャグや独特のテイストが効いているところだろう。

ボクと魔王の世界は勇者や魔王も必ずしもひとりしかいないということはなく、きちんと「勇者大学」を出て勇者という職業に就いた者たちによる「勇者協同組合」があったり、「魔王」も何体もいるのも奇妙だ。

人形劇のようなデザインのキャラクターたちの会話もコントにように笑え、時に深い意味のような持つ言動を放つ。

まず敵たちの名前がおかしい。「こざかしいカエル」「元気なカエル」なども変わっているが「平和主義のカバ」「逆恨みのミイラ」と、このようにゲームを進むていくとどんどん変わった名前が出てくる。武器の名前も「拾った枝」「余り物の剣」モブキャラクターも「大きい声のおじさん」と徹底して名前に関しては独特な肩書を持っている。一度会話をしたりストーリーが進むと名前が変わっていくところも非常に作りこまれているだろう。

 

全体的に王道なRPGの流れを汲んでいるなかにコミカルで奇妙な色を匂わせているのが「ボクと魔王」の特徴。

 

 

 

奥深いストーリー

ストーリーの中盤から物語の真相が見えてきて、ほのぼのとしたRPGと思っていたら深い意味を物語、前半はギャグテイストで描かれてるが徐々に陰鬱で重いストーリーへと変貌していく。今までのRPGと比べて奇妙で変わった世界が特徴的だったが、どうでもいい人物や物などに仕組まれた多くの伏線が後半に解消されていくのがユーザーを魅了しているのだろう。

このゲームは実際にそこまでヒットはしなかったが今でも根強いファンが多く持つのも頷ける。影が薄いルカにもちゃんと意味を持たせたのも素晴らしい。「勇者」「魔王」「RPG」という一種のお約束な部分を逆手にとって作中のストーリーに上手く取り込んだ思いもよらない発想が産み出したゲームと言えるでしょう。

BGMも聴きごたえがあり、序盤ではほのぼのとした世界にマッチした曲。シリアスな場面で使われている曲はものすごくどんよりした曲が流れる。どちらも良い曲。

戦闘中に主人公の体力が大きく低下するとBGMが危機感の迫る曲に変化する。雑魚敵やボス戦までそれぞれでパターンが作り込まれている。このように細かい部分について楽しむのも「ボクと魔王」の楽しみ方のひとつだろう。

 

しかしながらも欠点もいくつかありまして。

戦闘面ではテンポが悪いのと、敵も攻撃を連打していれば勝てるのがほとんどといったヌルさでエンカウント率も高めなのが難点だろう。ダンジョン内の謎解きも簡単すぎて、作りこみの甘さがやや目立つのも否めない。

 

 

 

まとめ

PS2初期ながら意欲的でシナリオやキャラクターについても深く考えさせる物語となっている。粗削りな部分があるものの、シナリオを重視したいユーザーには面白い内容となっているだろう。

「勇者とは?」「魔王とは?」それらを考えながら「ボクと魔王」プレイしてみてください。

 

 

 

おまけ

電撃萌王 2018年6月号

余談ですがこのゲームの中盤のあるイベントで「萌え」というワードが何度も出てくるシーンがある。

アイドル志望の女の子リンダが魔王の力を手に入れそれを使って人々を洗脳し、無理やり自分のファンにさせるといった展開だがその洗脳された人々が

「リンダちゃん萌えー!!!!」

と叫ぶシーンがある。僕にはオタ芸のように見えた。

これだけなら別によくあることなのだが。このゲームが発売されたのは2001年。明らかにまだ「萌え」というワードが浸透していない時に先駆けてこのネタが仕込まれている。当時のファンはどんな気持ちでこの場面を見たのか今となっては分からないが、未来となった今にして思うともしかすると時代の先駆けをしたゲームなのだろうか?しかもアイドルファンが叫んでいるのも感慨深い。「ボクと魔王」は「萌え」の起源となった伝説のゲームなのかもしれない。

 

 

 

ボクと魔王

ボクと魔王

 

 

 

 

ボクと魔王

ボクと魔王