こちらからは以上です。

得意科目はアニメと音楽です。

SFCの隠れた名作「天地創造」を追う

天地創造

 想い出に残っているゲームはあるか?

それを問われるとまず真っ先に浮かんできたのがクインテットが制作し、エニックスが発売したアクションRPG天地創造」だ。創世記をモチーフとした壮大な物語がこのゲームの特徴。

 

 

クインテットが他に発売していたアクションRPGソウルブレイダー」「ガイア幻想記」と並びクインテット三部作と言われる。

 

 

この「天地創造」のテーマが「破壊と創造」だ。

今日はそんな壮大なゲームのお話をしてみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

その星は
二つの心を持っていた

表の顔 と 裏の顔

ライトサイド と ダークサイド

この星が 生まれてからの
46億年という 年月は・・・
大いなる 二つの意志によって
進化とすい退をくり返している。

ライトサイドの意志で
新たな生命が生まれ・・・

ダークサイドの意志で
氷河期が 訪れる・・・

ライトサイドの意志で
道具を使う生命が生まれ、
新たな技術が
次々と 作られていく・・・

ダークサイドの意志によって
ひずみが生まれ、
そのぎせい者が出る・・・

人類は その二つの意志を
それぞれ「神」と「あくま」
という名で 呼んだ・・』

(OPより引用)

 

 

OPにはこの意味深なメッセージが流れる。

そして、ゲームを始めると地裏と呼ばれる世界にあるたったひとつの村「クリスタルホルム」に住むヤンチャな若者アークが村の仲間に焚きつけられ長老が入ることを禁止している開かずの扉を破壊し、中で封印されていた「パンドラの箱」を開けてしまう。すると、村の人間たちが氷漬けにされてしまった。唯一無事であった長老いわく地裏にある五つの「試練の塔」に封印されている力を解き放つことで村人たちは助かると。アークはみんなを助けるために冒険に挑むことになる。それが世界を創造する旅への始まりだとは知らずに。。。

 

 

序盤に挑む試練の塔は言わばチュートリアル的なダンジョンであり、クリアすることで次の舞台「地表」へと旅立つことになる。この地表が我々の住む地球と同じ地形であり、ユーラシア大陸アメリカ大陸、果てには南極とアークは壮大な冒険へと突き進む。子供の頃の僕はこれで地理を覚えたので結構勉強になるのかもしれない。まるで桃太郎電鉄みたいに。

 

 

 

地表にたどり着くと、アークはタイトルと同じ通り「天地創造」をするために世界を駆け巡る。

 

 

 

 

 

天地創造」の使命

ゲームブック 天地創造 (エニックス文庫)

先にも言った通り、ゲームの目的が壮大で物語に関して僕は何度も感動を覚えた。

地表に初めて到着した時は大地も真っ赤に荒れ果てて、この時点では土ばかりの荒野しかない。

そこから、植物-鳥-動物-人間、全ての生命を蘇らせていく。その次に文明を発展、そして最後には物語の黒幕と対決。物語を大きく分けるとこのような感じになる。

 

 

ゲームの目的それ自体は何度も言うように壮大だが、それと同時に演出も素晴らしくSFCとは思えないBGMとムービーが印象的で感動も覚えてくる。植物の復活、鳥の復活、食物連鎖を示唆した*1生命感に満ち溢れた多くのムービーは一度は見ていただきたい。

 

 

BGMも非常に印象的な曲が多く、子供の頃にプレイした僕は非常に記憶に残っている。

例えば地表のフィールドの曲は幻想的はあるが、どこか孤独を感じる曲調。地裏の曲はこれからの宿命を意味しているような重厚な曲、最初の村の曲は暖かく迎えてくれる故郷のような・・・総じて幻想的、冒険譚、物語性のある曲が多い。

この頃のゲームの例に漏れずにやはりサントラは非常に高価で売られている。しかしながらもアレンジバージョンが発売されていたりで買っておいて損はないと思う。

 

天地創造 クリエイティブサウンドトラック

天地創造 クリエイティブサウンドトラック

 

 

 

 

 

 

 

 

「人間」を考えさせれるそんな天地創造

さて、アークは冒険するうえで多くの出会い、そして別れを経験することになります。

そこで「生と死」や「文明の発展は必ずしも正しいのか?」など多くのことをアークなりに考えることになる。

「破壊と創造」をテーマにしているために悲劇的なイベントもあったり、けどそのどれも「善悪の判断」で解決できる簡単な問題ではないということ。

ゲームの黒幕も極悪人かと問われるとそうではなく、彼は彼なりに人類のことを考えた目的や信念を持っていて、私利私欲のために行動をしているのではないということが素直にすごいなと。

道中、都市を発展させるイベントが起きますがその過程で死んでしまう人がいたり、鳥や動物たちが捕まったり、便利な道具を開発したばかりに環境汚染や人類が堕落してしまうことが起きたりと。

発展そのものが全てにおいて良いことをもたらすわけではないことを我々に教えているのだろうか。

最近の世界も異常気象が発生し、その中で苦しんでいる人々もいる。今の世界の問題にも通ずるような事も取り上げられますますプレイヤーが考えさせられる。

「正しさ」を自分の中で探すゲームだと思った。

 

 

 

主人公は村に住んでいる平凡な若者ということもこのゲームの真意を理解する意味で良かった。アークは村ではいたずらばかり、思ったことははっきりと口に出し、根が素直など親しみやすい人間。

けれども、村で平和で暮らしていたら経験しなかったであろう出来事や、自分の宿命を理解すると妙に大人びたような姿になります。

 

思いかえしてみるとイベントの数々が「人間の人生を考えさせる」そんな根本的なことを思わせるようなことばかりでそれを目撃しているアーク然りプレイヤーは一生懸命考えさせらたんじゃないですかね?

妙に哲学的で同時に人間らしさもあったりで。

多くの感想をもたらすであろうゲームであったのは間違いなかったのです。

 

 

 

 

 

アークが出した結論

ラスボスを倒し、エンディングが流れた時。僕は何を考え、何を得たのだろう。

きっと言葉ではうまく言えないけどすごく大事なことを教わった。

僕と同じように多くの人間に伝わってほしい完成度の高いゲームであった。

天地創造」その言葉の真の意味は? 

アークは最後にどんな結末が待っているのか?

特にエンディングに至る展開やその演出は完成度が非常に高いです。

 

 

 

あなたは天地創造をプレイした時にどんなことを考えるだろうか?

多くの人にプレイしてもらいたいゲームである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クインテットが倒産したからVC配信は絶望的か。。。。 

 

 

 

 

天地創造

天地創造

 

 

*1:2章開始のムービー。とても意味深